明日から一気に寒くなるらしいですね。
周りはみんな風邪をひき始めていますのでご注意くださいね。

事務局の林です。

自分の書籍の原稿チェックも終了し、予定通りの構成で出来上がりそうです。その中で、マーケティングの項目があるのですが、社労士にとってのマーケティングとは一体どのような点を指すと思われますか？

怖い勘違いは、「ホームページのキャッチコピーの一文を書き換えるだけで売上が100万円上がった」または「チラシのデザインを変更すると問い合わせが150%増えた」という情報を鵜呑みにすることです。

確かにキャッチコピーには力があります。でも、マーケティングで一番大切なのが市場調査なのは言うまでもありません。

FAXDMに関しても、特定の地区と業種で小規模に配送したとして、良い反応が出た場合、以下のどちらの認識でいるかによってその後の収益は大きく差が出ます。

①このFAXDMは大当たりだ！ラッキー

②地域性がマッチしたのかもしれない、隣の地区ではもう少し情報量を増やして反応率がどう変わるか試してみよう

②の場合、一見してテストに費用が必要ですが、いざ大規模にPRした場合に、最も反応率が良い媒体を用意することが出来ますので効果が全然違うのはよく分かりますよね。

マーケティングのスキルやノウハウは万能ではありませんので、良さそうな知識を学んでも、必ずテストするようにしましょう。また、久保事務所のセミナーのような失敗を積み重ね、実績を出してきた「生きたノウハウ」を学ぶのも有効です。

久保事務所は、反応が悪そうな業種や地域に対しても、敢えてテストをして「やっぱり問い合わせが少なかった」と試している姿を見ると、非常に頭が下がる思いになります。ある意味、開業塾のために「失敗してしまうやり方」と「成功するやり方」を確立して講座に備えられている後進育成のスタンスは尊敬の一点です。

開業から安定運営まで、できる限りギャンブルの要素をそぎ落とすことで、失敗する可能性がドンドン下がっていきます。小手先の方法論ではなく、「大失敗しづらい考え方」を身に付けて、この不況を乗り越えていきたいですね。